2015年07月19日
旧道連 大嶺旧道 美しい渓谷白倉川沿いを曳かれる屋台
旧道連 龍山町大嶺旧道
二階屋台
大工・建造年代不詳
旧道連の屋台は元々一層唐破風屋台であったものに二階部分を増築したのだという。
よく見ると土台は一段と古そうなので、長い歴史がありそうだ。
西川津島神社祭典(毎年8月15・16日)の三台ある屋台のうち、新道連は既に曳き廻しを休止しているが、西川連と旧道連の二台同時に曳くのは15日のみで16日は西川連旧道連一緒になって一台を新道まで曳いていくとのこと。住民の減少は著しいが、それでも子供から大人まで一緒になって踊るなど楽しいお祭りである。
峰之沢鉱山全盛期には龍山町の経済も順風満帆であった。秋葉古道(塩の道)が貫く下平山の山の斜面に所狭しと住宅が並んでいる。
西川は御油~熊経由の秋葉道が通じ、古くから宿場として賑わったという。かつては芸妓衆もいたようだ。
天竜川との合流点近くまで、美しく神秘的な渓谷美を魅せる白倉川。
こんな場所で育った人達は幸せだったろうし、蓋し今は強い望郷の念に駆られているのではないだろうか・・・
祭りの維持は、集落の生命線でもあるかもしれない。
Posted by 天竜北遠のお祭りを応援する會 at 12:00│Comments(0)
│天竜区龍山町